皇居ランは初心者でも走れます。
そう言われても、たぶん不安は消えないと思います。皇居ランって有名だけど、速い人ばかりなんじゃないか。5kmなんて走り切れるか分からない。坂はあるのか。遅かったら浮かないか。途中で歩いてもいいのか。一人で行って大丈夫なのか。
この記事は、その一つひとつに答えていくものです。
最初に結論だけ書いておくと、速く走る必要はないし、途中で歩いても問題ないし、一人で来てもまったく浮きません。コースも人の流れに沿って1周するだけなのでシンプルです。ただ、まったく楽勝かというとそうでもなくて、初心者がつまずきやすいポイントもあります。
なお、皇居外周の距離や所要時間そのものを詳しく知りたい方は、別の記事にまとめてあります。
→ 皇居ランは何キロ?一周の距離は約5km|歩く・走る所要時間も解説
ここでは「初めての一回をどう乗り切るか」に絞って書いていきます。
ガチ勢ばかりじゃない?
皇居ランの一番のハードルは、たぶん距離でも坂でもなくて、「本気のランナーばっかりいるんじゃないか」と思われがちなことだと思います。
実際、かなり速いペースで走っている人はいます。集団をビュンビュン抜いていくランナーを見ると、自分がここにいていいのか不安になる気持ちはよく分かります。
でも、皇居は速い人だけの場所ではありません。自分のペースでゆっくり走っている人もいるし、途中で歩いている人もいるし、ストレッチして帰る人もいます。
本当に、誰も、他人のペースをいちいち見ていません。
初心者にとって大事なのは、周りに引っ張られないことです。皇居は信号がほとんどなくて走りやすいぶん、気づかないうちにペースが上がります。前の人についていこうとすると、たいてい後半でしんどくなります。最初の1〜2kmは「ちょっと遅いかも」くらいでちょうどいいです。
遅くても大丈夫?タイムは気にしなくていい?
気にしなくて大丈夫です。
初めての皇居ランで時計とにらめっこする必要はありません。むしろ見ない方がいいくらいです。目安にするなら、時間よりも、息が上がりすぎていないか、隣の人と会話できるくらいの余裕があるか。これくらいの感覚で走った方が、最後まで気持ちよく走れます。
ペースの数字を一応書いておくと、1kmあたり6分半〜8分くらいで十分です。もっとゆっくりでもかまいません。HINODEの皇居ランも、だいたい6分半〜7分くらい、会話できる強度を目安にしています。HINODEの朝ランは、誰かを置いていくためのランではなく、この朝に走ると自分に約束した人たちと無理のないペースで走る時間です。
途中で歩いてもいい?
歩いて大丈夫です。
皇居ランというと「1周ずっと走り切るもの」というイメージがあるかもしれませんが、そんなルールはありません。きつくなったら歩けばいいです。
特に初心者の場合、坂で無理に頑張るより、少し歩いて呼吸を整えた方が、結果的に最後まで気持ちよく進めます。歩くことは失敗ではありません。無理に走り続けて、苦しい記憶だけが残る方がもったいない。最初は走る時間と歩く時間が混ざっていて当然です。
正直、きついところもある
ここは隠さず書いておきます。皇居ランは初心者でも走れますが、「何も考えずに行って楽勝」というコースではありません。むしろ、走り始めたばかりの人にとっては、そこそこきついと思います。
私自身、走り始めたころに皇居に行ってみましたが、1周できませんでした。途中で脚が動かなくなって歩きました。だから「初心者でも余裕です」とは言いたくないし、そういう記事を読んで行って、思ったよりきつくて落ち込んでほしくないです。

きつく感じやすいのは、まず距離です。普段から走っている人にはちょうどいい距離でも、走り始めたばかりの人にはまったくもって短くありません。後半に脚が重くなることがあります。
次に、皇居外周は完全なフラットではありません。わりとしっかりした上り坂と下り坂があって、走り慣れていないうちはじわじわ脚に効いてきます。
それから、人の多さです。土日の午前中はランナーが多く、人の流れに合わせようとして必要以上に速くなってしまうことがあります。
最後に季節。冬は比較的走りやすいですが、夏は朝でもかなり汗をかきます。夏に走るなら、着替えやタオル、水分を先に考えておいた方が安心です。
ただ、1周できなくても失敗ではありません。歩きながらでも1周して戻ってこられたなら、それで十分です。最初はゆっくり入る。きつくなったら歩く。タイムより「無理なく戻ってくること」を優先する。これだけで、きつさのほとんどは扱える範囲に収まります。
一人で行っても浮かない?
浮きません。皇居は一人で走りに来ている人が大半です。
ただ、それよりも、一人だと「行こうと思っていたのに起きられなかった」が起きやすいです。皇居ランそのものより、朝の自分との約束を守る方が難しい。
そこを誰かと一緒に行く約束をしておくと、ぐっと楽になります。
HINODEでは毎週水曜の朝6:30に桔梗門派出所前へ集まって、皇居をゆっくり1周しています。速さを競う回ではなく、会話できるくらいのペースで走る朝ランです。一人で皇居に行く勇気がまだ出ない人にとっては、こういう集まりが入り口として使いやすいと思います。
初めてならどの時間帯がいい?
平日の朝がおすすめです。
土日の午前はランナーが多く、混みやすい時間帯です。人が多いと安心感はありますが、初心者にとっては自分のペースを保ちにくい面もあります。夜も気持ちいいですが、慣れないうちは足元や人の流れに少し注意が必要で、場所によっては暗く感じます。
その点、平日の朝はバランスがいいです。土日ほど混まず、夜ほど暗くない。空気も静かで、都心の中でも走りやすい時間帯です。
HINODEの皇居ランを水曜の朝6:30にしているのも、この時間が初めての人にとって入りやすいからです。
初めての皇居ランに持っていくと安心なもの
持ち物はそこまで多くなくて大丈夫です。
- 走りやすい服
- ランニングシューズ
- 水分(終わってから購入もOK)
- 必要な場合は、汗拭きタオル、着替え
あたりです。
冬の朝は走り始める前が少し寒いので、薄手のパーカーや腹巻きなどがあると安心です。夏の朝はかなり汗をかくので、走ったあとに予定があるなら、着替えやシャワーの場所を先に考えておいた方がいいです。皇居周辺にはランニングステーションもあります。荷物を預けたい人や、走ったあとにシャワーを浴びたい人は、使いやすい場所を事前に調べておくといいと思います。
5kmが不安なら、目黒川や代々木公園から始めてもいい
ここまで読んで、それでも「皇居の5kmはまだ不安かも」と感じるなら、無理に皇居から始めなくても大丈夫です。
HINODEでは皇居以外でも朝ランをやっています。目黒川や代々木公園の回の方が、距離や雰囲気の面で入りやすい人もいると思います。皇居は少しだけ負荷のあるコースで、走った感はあるぶん、完全な初心者には長く感じることもあります。
まずは目黒川や代々木公園で朝ランの空気に慣れてから皇居に来る、という順番でもまったく問題ありません。大事なのは、どのコースから始めるかではなく、続けやすい入り口を選ぶことです。
開催日程と参加方法
HINODEの皇居ランは、毎週水曜の朝6:30に開催しています。集合場所は桔梗門派出所前。そこから皇居をゆっくり1周します。
開催日程と参加方法はスケジュールページから確認できます。参加人数や参加者の走行ログはStravaグループで見られます。雰囲気をもう少し知りたい方は、Instagramものぞいてみてください。
平日の朝6:30、桔梗門派出所前。
いきなり5kmは少し不安。でも、そろそろ走ってみたい。そう思っている人にとって、皇居ランは意外といい入り口になると思います。
無理なく、自分のペースで。一緒に走りましょう。



