走り始めた人がやめていく理由を考えてみると「走るのがつらいから」ではないように思います。なんとなく走って、なんとなく上達した気にもならず、なんとなく飽きる。自分の走りがどうなっているのか、一度も見たことがないまま、続かなくなる。
私は、走るというのは自分と向き合う行為だと思っています。ただ、向き合うには対象がいる。鏡がなければ、自分の表情は分からないように、ランニングも自分のフォームは走っている本人にいちばん見えません。腰が沈んでいるのか、着地が内に寄っているのか、上半身が傾いているのか。感覚ではなく、外から見ないと分からない領域があります。
そこで代々木公園で走り始めたい人に、ひとつ提案します。
日曜の朝、代々木で走る。少し休んで、お茶でも飲んでゆっくりする。10時になると、原宿のNIKEが開きます。そこで、自分のフォームを数値と映像で明らかにする。
NIKE原宿の「NSRL Form」
NIKE HARAJUKUの1階に、「NSRL Form」という動作解析ツールがあります。ナイキスポーツ研究所の研究から生まれたもので、日本では初めて、世界でも上海・ロンドンに次ぐ3店舗目の導入です。
やることは単純です。店内のトレッドミルを2分間走る。ダッシュする必要はなく、心地よいジョグペースで構いません。その様子を6台のカメラが撮影し、体の150か所のポイントを測定します。マーカーを体に貼る必要はなく、ただ走るだけ。ちなみに実際にデータを取っているのは最後の15秒ほどで、最初の1分は慣れるための時間だそうです。
解析されるのは、横ぶれ・腰の沈み・内寄りの着地・上下動・上半身の傾き・膝下の振り出しという6つの指標。これにケイデンス(歩数)と着地部位が加わります。結果はNRC(NIKE RUN CLUB)やNTCのアプリ上のトレーニングアドバイス、そして自分に合ったシューズの提案につながり、解析結果はPDFでメールにも届きます。
数字が出るだけではありません。自分が走っている映像を、後ろから、横から見られる。これが効きます。タイムや距離という数字だけでなく、見た目として、自分の走りが客観的に分かる。
走り終わると、以下のようなデータと、撮影した動画をもらうことができます。このデータは一部で、実際にはもっと多くもらうことができます。これは私のデータですが、これを見て、大きな問題はないが疲れてきたら腰が沈みがちで横振れが起きかねないかも、と考えるきっかけになりました。


体験は無料、ただし予約は必須
サービスは無料で1コマ15分ですが、公式サイトからの予約が必要です。
(NIKE公式の「NSRL Form / NIKE HARAJUKU」のページから)
特に土日はふらっと寄っても枠が空いていないことの方が多いので、「週末代々木公園で走ろう」と決めた段階で予約しておくのが確実です。
走ったあとに着替えたい、汗を流したいという人は、代々木公園周辺のロッカーやシャワーの情報を別の記事にまとめています。
→ 代々木公園で走るとき、シャワー・ロッカー・着替えはどうする?荷物の置き場所も含めてまとめました
フォームチェックついでにウェアやシューズでテンションを上げる
フォームチェックの前後の時間で、NIKEの新しいウェアやシューズを見るとやっぱりテンションが上がります。
ちなみにNSRL Formでは、解析したフォームに合わせてシューズの提案もしてくれます。自分の走りという根拠を持ったうえでの提案なので、思い切ってその一足を買うのもいいかもしれません。
ただ、ひとつ。ここで出てくるのはNIKEのシューズだけです。だから無理に買う必要はまったくありません。受け取った着地や上下動、ケイデンスの数値などをAIに渡して相談してみてから、アシックスやHOKA、Onといった他ブランドの候補も並べてもらえれば、より自分にあったシューズを買うこともできます。
実際に履いて確かめたいなら、代々木公園のすぐそばにあるRuntrip BASE(代々木公園 BE STAGE 3階)も使えます。シャワーやロッカーを備えたランステで、シューズのレンタルもできる。気になった一足を借りて、翌週のランで試してみるのもいいですね。買う前に自分の足で確かめられるとミスする可能性は減りますからね。
日曜の朝、代々木公園で
HINODEは日曜の朝、代々木公園で走っています。参加費はなく、予約もいりません。速い人のための場所でもありません。誰かと競うのではなく、自分が自分とした約束を守り続けるための場所です。
フォームチェックまで行う場合は、まずNSRL Formを日曜の午前などの枠で予約し、HINODEの代々木公園ランで7時半から走って、お茶をして少し待ってからフォームチェックに行くのが自然な流れです。
代々木公園での日曜の朝ランの詳細は、スケジュールのページに載せています。まずはぜひ一度、走りにきてください。



