HINODEのグループランは週に3回ほど開催していますが、水曜日は皇居で走っています。朝6時半、桔梗門派出所前に集まってスタートしています。
東京で走るランナーなら、一度は皇居ランをしたことがある方も多いのではないでしょうか。土日の午前中に友人と、あるいは平日の仕事終わりに同僚と。皇居ランはいろんなシチュエーションで楽しまれていますが、朝6時台に走ったことのある方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
結論から言うと、平日早朝の皇居は、東京のランニング環境の中で最も静かで、最も走りやすく、そして最も見過ごされている時間帯です。
土日午前の皇居は、もはや走るより歩く方が難しい
皇居ランは近年ますます人気が高まっていて、土日の9時頃にはすでにかなり多くのランナーが集まっています。場所によっては前のランナーを抜かすタイミングを見計らうのが難しいほどで、集団の流れに合わせて走らざるを得ない場面も出てきます。
インバウンドの観光ツアーが30人ほどの列で逆走してくることもあり、狭い歩道でランナーと観光客がすれ違う瞬間は、正直少しヒヤッとします。もちろん皇居はランナーだけの場所ではないので、観光ツアーを否定する意図は一切ありません。ただ、ランニングコースとしての快適性という意味では、土日の混雑は年々厳しくなっているのが実感です。
夜の皇居には、別の危うさがある
では平日の仕事終わりはどうか。仕事終わりの夜に皇居ランをするのは日中とは違ったさっぱり感があって、それはそれで気持ちの良いものです。ただ、夜の皇居には昼間にはない別の危うさがあります。
特に西側のエリアは、下り坂がきつい上に路面がでこぼこしていて、暗くなってから走ると足元が見えにくくなります。つまずいて盛大に転倒し、怪我をしてしまったというランナーの話を、何度か耳にしたことがあります。ペースを上げて走りたい日ほど、足元への注意が散漫になりやすく、夜はそのリスクがどうしても高まります。
平日の朝6時半、皇居は別の場所になる
ところが、平日の早朝となると状況が一変します。
陽の光が差し込み始めて、視界は明るく、足元はクリアに見えます。ランナーの数は土日の3割程度。集団に飲まれることもなく、自分たちのペースで走れて、隣の人と会話も楽しめる距離感が保てます。混雑による接触リスクも、夜の暗さによる転倒リスクも、両方が消える時間帯です。
そして、平日の早朝の皇居には、土日にも夜にもない独特の静けさがあります。都心のど真ん中にある巨大な緑地が、まだ一日が動き出す前の空気をまとっていて、その中を自分の足音だけで走っていく感覚は、他のどのコースでもなかなか味わえません。
走り終わったら、ちょうどカフェが開く時間
6時半からスタートして皇居を1周すると、だいたい7時になります。ちょうどそのタイミングで、皇居周辺のカフェの多くが開店し始めます。
走り終えた勢いでそのままカフェに立ち寄り、30分ほど参加者と交流して、それから出勤や通学に向かう。一日がまだ始まってもいないうちに、運動と人との交流の両方を済ませてしまえる。これは夜ランや週末ランにはない、平日朝ランだけの特権です。走り終えた直後のコーヒーの味は、他のどんなタイミングで飲むコーヒーとも違います。
ランニング初心者の方への補足
一点だけ正直にお伝えしておきます。皇居1周は約5kmで、HINODEの他の拠点(代々木公園や目黒川)と比べると少し距離が長く、アップダウンも激しめです。本当に走り始めたばかりの方には、少しだけきついかもしれません。
とはいえ、走ることに慣れてきた方にとっては、ちょうどいい刺激のあるコースです。HINODEのグループランは速さを競いませんし、苦しくなったら歩いて構いません。全員で完走することが目的ではなく、自分との約束を守り続けることがHINODEの目的だからです。
もし「まずは距離の短い拠点から始めたい」という方は、木曜朝の目黒川や、日曜朝の代々木公園のほうが入りやすいかもしれません。グループランの日程はこちらからご確認いただけます。
水曜日の朝、皇居でお会いしましょう
平日の朝6時半、桔梗門派出所前。
早起きするのは最初は少し大変かもしれませんが、一度この時間帯の皇居を知ってしまうと、土日の午前や夜のランには戻りにくくなります。それくらい、平日朝の皇居は特別です。
HINODEのStravaクラブに入っていただくと、水曜朝の皇居ランの告知や、他の参加者の走行ログも確認できます。日程が合わない日もあるかと思いますので、まずはStravaでゆるくつながっていただくだけでも嬉しいです。
競争ではなく、継続のために。東京のランナーの多くがまだ知らない、平日朝の皇居で、一緒に走りましょう。
